« OR(OUTDOOR RETAILER)ショー 6日目 by K.A. | メイン | チッチの漕いに落ちたら 『ファミリーな盆』 »

OR(OUTDOOR RETAILER)ショー プチ総括 by K.A.

さて、今年のOutdoor Retailerショーは『ECO・PURE・SIMPLE』というキーワードが示すように、環境保全が大きなテーマとなっていた。
そのテーマはショー全体にも配慮が行き渡っており、電源確保は太陽熱を利用したソーラー発電を採用。会場に使われているカーペットはリサイクル素材。ショー用の印刷物には再生紙を使用。印字に使われているインクは大豆から抽出されたモノ。また収益の一部は環境保全団体へ寄付するなど、様々な対策がなされていた。


フィールフリーのブース
手前は新艇《MOKEN》

自然保護や環境保全は世界共通の重要課題であり、政治や思想を超えて考えていかなければならない問題だが、“アウトドアビジネス”という自然に立脚した状況の中で、他の分野以上にそれを提唱していかなければならないということは、すごく当然なことだと言えるだろう。


SWEETブース
4時を過ぎるとビールを飲む人が急に増える
ストルッターにニューロゴ('08モデル)が色々出てました

IRブース
ジョンとキャリーのオーナー夫妻
'08 IRは商品一つ一つにプレミアム感出してました
PB@JPにインタビュー掲載します

すごく大きいことを書いていて、僕たちの身近やパドリングカンパニーにはあまり関係のなさそうなことだと思われるかもしれないが、パドリング系企業もこの大きな流れと無縁でいられる訳ではなく、環境保全に対する取組みや姿勢に対して、パドリング関係各社の経営者達や世界的に影響を持つパドラー達が、この問題に対して自分のビジネスや生き方とどう折り合いをつけていくか、ということに対して強い問題意識を持っているように見受けられた。


ネッキーのフルカーボンシーカヤック

勢いのあるペリカンブース

昨年のORレポートにも書いたが、日本に輸入されているボートやギアは、アメリカの1%にも満たないのが現状だ。日本に輸入されているものは、本当にごく一部でしかない。それほど、多種多様で幅も広い。
また、楽しもうとする姿勢やビジネスに対する積極性には、いつも驚かされるばかりだ。


レポートでも言及しているように犬用ギアは多種多様

人気犬用ギア RUFFWEAR
PFDやシューズ・ウェアーを作っている

フィッシングカヤックに可能性があるとなれば、皆がワーッとそこに集中して商品開発を行い、我も我もと参入する。
新しいアイデアがあれば積極的に取り入れていくのも、大きな特徴だろう。


ワーナーの新作・パドルボード用パドル(左)とニューカラーブレード(右)

ペダル式のシットオントップもますます人気が高まっていて、この手のラインも増えていきそうだ。
パドリングボードの人気も顕在化してきている。メーカーの出展も増えており、パドルタンクでもデモが繰り返し行われていた。


ペダル式カヤック・ホビーのロニーさん

パドルボードのデモ

プレイボートもニューモデルが数多くリリースされていた。日本では考えられないほど北米やヨーロッパではダウンリバーが盛んなようで、日本ではディストリビューターが無くなって以来メッキリ目にする機会の減ったピラニアが今回のORでも極めて盛大なブースの1つで、フリーライド(リバーラン&プレイ)を含む多数のニューモデルをリリースして賑わっていた。
フリースタイルが下火になっているというより、同じリバーパドラーでも各自の好みでフリースタイル(プレイ),リバーランニング,クリークなどの選択肢が広がってきたということだろう。

フリースタイルは低年齢化が進み、アウトドアを楽しむ中核的なミドルエイジがフリースタイル離れをしていったことも無縁ではないだろう。
海のサーフィンでもトリック優先のショートボードから、ロングボード派が増えていったことと似ているかもしれない。

フリースタイルカヤックは'07世界選手権を終えて、今は一段落といった感じを受けた。
実際バリバリのフリースタイル艇を今回のショーで新艇リリースしていたのはFluidのネメシスだけだったが、Wave SportやDaggerも来期に向けてプロトの製作を開始しているという。
それでもフリースタイルの求心力は抜群で、パドルタンクのイベントの中でも一番人気があるのは静水フリースタイルのデモの時だし、H2Oブースの中で流れていたビデオのビックウェーブのシーンでは、ヒュージエクスペリエンスの若者たちやフリースタイルフリーク達が食い入るように見入っていた。


アストラルもスウィートやIRと同じように一つ一つのギアにプレミアム感を出していた
ニュートンにはカッチョ良い刺繍が入る

パームのアンディ社長にも色々聞いて来ました

繰り返しになるが、日本に入ってきている情報やカヤック用品は、アメリカの1%にも満たない。
情報量が少ないためか、現地では陰も形もなくなっているパドリングアパレルのブランドが何年経っても店頭に並ぶようなことが起きたりする。現地では本当に高い評価を受けている用品ブランドが低く評価されたり、色々と偏りが出来てしまう。

PSKは本当に小さな店ですが、出来る限り正確な情報を伝えることと、活きの良いライブ感のあるギアを販売したいと思っています。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.psk7.com/mt/mt-tb.cgi/867

>

About

2007年08月19日 22:15に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「OR(OUTDOOR RETAILER)ショー 6日目 by K.A.」です。

次の投稿は「チッチの漕いに落ちたら 『ファミリーな盆』」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type